今冬のコロナワクチン追加接種 対象を18歳以上全員に=韓国
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2022.10.26 09:55
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は26日、冬季の新型コロナウイルスワクチン追加接種の対象を18歳以上の成人全員に拡大すると発表した。
政府の中央災難(災害)安全対策本部の李祥敏(イ・サンミン)第2次長(行政安全部長官)は同日の会議で、「接種によって重症化リスクが大幅に減少するため、国民は適時に接種を終えてほしい」と述べた。
政府は国内外の防疫状況や新型コロナウイルスの変異株に対応した2価ワクチンの導入状況に応じ、接種対象をこれまでの免疫低下者、療養型病院・施設の入院・従事者、60歳以上の高齢者などから18歳以上の成人に全面拡大することを決めた。
接種に使う2価ワクチンもこれまでの米モデルナ製に加え、米ファイザー製も導入する。
ここ2カ月間続いた新規感染者の減少傾向が増加に転じた中、26日午前0時時点の新規感染者数は前日午前0時の時点から約4万人増え、2日連続で4万人を上回った。
1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数は1を超え、9週ぶりの高水準となった。
李氏は、重症者用病床の使用率と病床全体の使用率はいずれも20%台にとどまっているが、この数週間で重症化率と致死率が上昇し、今後の医療体制に負担になりかねないと説明。まだ緊張を緩める時期ではないとして、屋内でのマスク着用、定期的な換気などの基本的な防疫規則は必ず守ってほしいと強調した。
ynhrm@yna.co.kr
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