韓国伝統仮面劇「タルチュム」 ユネスコ無形文化遺産登録へ
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2022.11.01 11:20
【ソウル聯合ニュース】韓国の伝統仮面劇「タルチュム」が「韓国のタルチュム」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しであることが1日、分かった。
ユネスコのホームページによると、ユネスコ評価機関が無形文化遺産に登録するよう勧告した。
登録勧告の決定が覆されることはほとんどない。今月28日(現地時間)から12月3日までモロッコで開かれる政府間委員会で登録が正式決定される。
タルチュムは韓国22番目の無形文化遺産となる。
韓国のユネスコ無形文化遺産は宗廟祭礼と宗廟祭礼楽、パンソリ、江陵端午祭など計21件あり、直近では2020年に釈迦の生誕を祝う仏教行事「燃燈会」が登録された。
タルチュムは舞踊、音楽、演劇の要素が含まれた総合芸術で、不条理な社会問題や道徳的矛盾などの難しいテーマをユーモアと風刺で表現した点が特徴。観客の反応も劇中の要素として活用し、現代芸術にも影響を与えているとされる。
一方、北朝鮮の「平壌冷麺文化」もユネスコ無形文化遺産への登録が勧告された。北朝鮮の無形文化遺産は「アリラン(民謡)」や「キムチ作り」「シルム(伝統レスリング、南北共同登録)」などがある。
ynhrm@yna.co.kr