7~9月期のネット通販取引額12%増 余暇・旅行伸びる=韓国
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が1日発表した「オンラインショッピング動向」によると、7~9月期のインターネット通販の取引額は52兆2574億ウォン(約5兆4700億円)で前年同期比12.3%増加した。新型コロナウイルス対策の行動制限の解除に伴い社会活動が活発化し、それまで需要が抑えられていた文化・レジャーサービスと旅行・交通サービスの取引額が前年同期の2倍以上に伸びた。
文化・レジャーサービスの取引額は7286億ウォンと前年同期の約2.6倍、旅行・交通サービスは5兆3435億ウォンで約2.2倍となった。自動車・自動車用品は前年同期比44.8%増、電子クーポンサービスは20.3%、それぞれ増加した。
ネット通販を利用した食料品の購入も浸透しつつあり、飲料・食料品の取引額は16.8%増の7兆3858億ウォンだった。
一方、化粧品の取引額は13.4%減の2兆5049億ウォンにとどまった。オンラインで出前の注文を受けて配達する飲食サービスも7.8%減少した。
7~9月期のネット通販のうち、スマートフォン(スマホ)をはじめとするモバイル機器を利用した取引額は39兆595億ウォンで、前年同期比14.4%増加した。ネット通販全体と同じく、旅行・交通サービスと文化・レジャーサービスなどの伸び率が大きかった半面、飲食サービスは減少した。
オンラインでの海外向け販売額は7~9月期に3999億ウォンで、前年同期比61.4%減少した。統計のある2014年1~3月期以降、最も大きな落ち込み幅。同販売額は免税店を中心に中国向けが大きな割合を占めるが、中国が厳しい新型コロナ対策を続けていることが影響した。
海外サイトからの購入額は前年同期比19.0%増の1兆3065億ウォンだった。
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