イランがソウル雑踏事故の対応不備を批判 韓国政府は遺憾表明
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2022.11.01 17:04
【テヘラン、ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で10月29日夜に起きた雑踏事故により5人の犠牲者を出したイランが韓国政府の現場対応に不備があったと批判した。これに対し韓国外交部は遺憾を表明した。
イラン外務省のカナニ報道官は31日(現地時間)の定例会見で、「不幸にも今回の事故でイラン人5人が命を落とした。韓国政府が管理方法を知っていたら(ハロウィーン)イベントを管理すべきだった」と指摘した。
これに対し、韓国外交部の当局者は1日、「こうした言及は決してあってはならないことだったと遺憾を表明した」と説明。イラン側に格別な注意と再発防止を強く求めた。イラン政府はカナニ氏の発言について、政府の公式な立場ではなく、個人的な見解が報道されたと釈明したという。
韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部によると、ソウルの雑踏事故による死者は1日午前11時の時点で156人。外国人の死者は日本人2人を含め、14カ国の26人と確認されている。
csi@yna.co.kr