雑踏事故でソウル市長が謝罪 涙で言葉詰まらせ「無限の責任」
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2022.11.01 18:57
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で150人以上の死者が出た雑踏事故から3日たった1日、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が記者会見で謝罪した。
呉氏は記者会見で「市民の生命と安全に責任を負うソウル市長として今回の事故に対し無限の責任を感じ、深く謝罪する」と述べた。
また遺族や負傷者、今回の事故を悲しむ市民が日常生活を取り戻すことができるよう、最善を尽くすと表明した。
呉氏は遺族への持続的な支援を表明したほか、多くの人が集まる場所や行事での事故防止のために管理を徹底し、政府と共同で事故防止に関連した制度を作るために尽力すると強調した。
また「このような痛ましい事故が二度と起きないよう対策を用意する」とし、市民に対し改めて謝罪した。
呉氏は記者会見が事故から3日後になった理由と関連し、欧州訪問を切り上げて帰国してすぐに事故現場や病院を訪問し、会議が続くなど余裕がなかったと説明。言葉を詰まらせながら、「謝罪が遅くなり申し訳ない」とし、涙をぬぐった。
ソウル市の事故防止対策が不十分だったという批判を認めるか問われると、当局による捜査が行われるとし、「ある市民団体が告発したという記事を見た。近日中に捜査が行われ、自然と責任の所在が明らかになると思う」と述べた。
yugiri@yna.co.kr