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韓国首相「制度的支え・体系的努力足りず」 雑踏事故で海外メディアに

記事一覧 2022.11.01 20:30

【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は1日、ソウルの繁華街・梨泰院で起きた雑踏事故に関する海外メディア向けの記者会見をソウル・韓国プレスセンターで開いた。

韓悳洙首相に質問する海外メディアの記者ら(国務総理室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

韓悳洙首相に質問する海外メディアの記者ら(国務総理室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 韓氏は約2時間20分にわたり質問に応じた。事故の原因を問われると、「重要な要因は結局のところ群衆の管理」とし、「十分な制度的支えや、これに対する体系的な努力が少し足りなかった」と述べた。

 防止できない事故だったのか、警察の責任はどこまで問われるのか、などの質問に対しては、「警察の調査が完結すれば、透明かつ明確に国内外のメディアに向けて明らかにする」と述べるにとどめた。

 李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官が事故翌日の10月30日に、「警察と消防を前もって(事故現場に)配置して解決する問題ではなかった」と発言したことへの批判に対しては、「警察をいくら投入しても無駄だという意味ではなかったと思う」とし、「国民の安全に最終的に責任を負い、無限に責任を負うのがわが政府だ。一つの理由ですべてを正当化して責任を免れることはありえない」と強調した。

 米紙ニューヨーク・タイムズの記者は「韓国では人災が周期的に起きるとも言われている」とし「その度に安全社会を政府が強調しているのに、なぜこのようなことが続けて起きるのか」と質問。韓氏は「制度改善のための努力をしながら、同時にわが国民の安全への要求などに対して政府がさらに確実に充足させるよう追加で努力しなければならない」と答えた。

 「誰かが意図的に押した」との証言が出ていることに関しては、同様の狭い路地が三つあったにも関わらずそのうちの一つで事故が起きたことを指摘する声もあるとしながら、「徹底した捜査や手続きに基づく判断ではない、他の判断をしてはならないと考える」と述べるにとどめた。

yugiri@yna.co.kr

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