韓国首相「厳重に責任問う」 警察の通報対応巡り=雑踏事故
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2022.11.02 11:16
【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は2日、ソウルの繁華街・梨泰院で150人以上の死者が出た雑踏事故に関する中央災難(災害)安全対策本部の会議で、警察の事故当日の通報への対応を巡り、「調査が終わり次第、相応の責任を厳重に問う」と述べた。通報への対応システムを刷新するための総合対策を設ける考えも示した。
警察庁は1日、事故当日の10月29日の現場からの通報内容を公開した。それによると、最初の通報は事故が起きる約4時間前の午後6時34分にあった。これを含め、「人が多すぎて統制できていない」「人がとても多くて圧死しそう」など危険を伝える11件の通報が寄せられたが、警察は積極的に対応に乗り出さなかった。現場に4回出動して人々を解散させたものの、6件に関しては「すでに出動した」との理由から何の対応も取らなかった。
一方、同事故による死者のうち、1日までに68人の葬儀が終わった。2日には58人の葬儀が営まれる予定だという。
tnak51@yna.co.kr
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