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北朝鮮 17発以上の弾道ミサイル発射・約100発の砲撃

記事一覧 2022.11.02 17:35

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は2日、海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて韓国側の公海上に落下した短距離弾道ミサイルを含め17発以上のミサイルを発射した。また、南北軍事合意によりNLL付近に設定された海上の緩衝区域に向け約100発の砲撃を行った。

北朝鮮の弾道ミサイル発射により撤収措置が取られ、漁船が韓国北東部の大津港に停泊している(読者提供)=2日、高城(聯合ニュース)

北朝鮮の弾道ミサイル発射により撤収措置が取られ、漁船が韓国北東部の大津港に停泊している(読者提供)=2日、高城(聯合ニュース)

 合同参謀本部によると、ミサイル発射は3回に分けて行われた。午前6時51分ごろ、西部の平安北道・定州と枇●(やまへんに見)から朝鮮半島西側の黄海に向け短距離弾道ミサイル4発を発射した。2時間後の午前8時51分ごろには東部の江原道・元山から朝鮮半島東側の東海上に短距離弾道ミサイル3発を発射した。このうち1発がNLLを越えて東海の離島・鬱陵島の方向に向かったが、NLLの南26キロ、江原道・束草の東57キロ、鬱陵島の北西167キロの韓国領海付近に落下した。北朝鮮の弾道ミサイルがNLLを越え、韓国領海付近に落ちるのは南北分断後初めて。また、午前9時12分ごろには東部の咸鏡南道・楽園、定平、新浦から東海に、平安南道・温泉、和津、南部の黄海南道・クァイルから黄海に向け短距離弾道ミサイルと地対空ミサイルなどとみられる約10発を発射した。

 午後1時27分ごろは南部の江原道・高城から東海に向けNLLの北側の緩衝区域に約100発の砲撃を行った。緩衝区域への砲撃は南北軍事合意に違反するもので、韓国軍は即時中止を求める警告通信を行った。

 韓国軍は鬱陵島に空襲警報を発令し、軍の警戒態勢を引き上げた。

 韓国空軍は北朝鮮のミサイル発射に対抗し、「北のミサイルの落下地域と相応の距離」のNLL北側の公海上に空対地ミサイル3発を発射した。

 韓国軍は北朝鮮がNLLの南側に弾道ミサイルを発射したことについて、「朝鮮半島の平和と安定を害する直接的かつ極めて深刻な挑発行為であり、決して容認できない」と非難。「北の追加挑発に備え、韓米の緊密な連携下で関連動向を追跡・監視し、いかなる挑発にも対応できる確固たる対応態勢を維持していく」と明らかにした。

kimchiboxs@yna.co.kr

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