韓国首相 雑踏事故へのお見舞い「日本政府と議会に感謝」
記事一覧
2022.11.03 11:56
【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は3日、ソウル市内のホテルで開かれた韓日・日韓議員連盟の合同総会の開会式に出席し、150人以上の死者が出た梨泰院での雑踏事故を受け日本の岸田文雄首相らがお見舞いのメッセージを送ったことについて、「韓国国民を見舞ってくれた日本政府と議会の指導者に感謝する」と述べた。
韓氏は事故により日本人2人が亡くなったことについて、「本当に切ない。ご遺族の方々に深くお悔やみを申し上げる」と述べた。
両国関係に関しては、査証(ビザ)なしでの短期滞在を認める措置が3年ぶりに再開され、航空便も再開されたことに言及し、「このような成果は(両国の議員が)共に努力した結果」と評価。9月に安倍晋三元首相の国葬に参列し、岸田首相と会談したことを取り上げ、「両国が北東アジア、ひいては世界の平和と繁栄のため緊密に協力することで一致した」と強調した。
また、「続いている北の武力挑発は北東アジアだけでなく世界の平和を危うくする」として、「政府は日本と共に世界の自由と平和、繁栄を脅かす挑戦に賢明に立ち向かっていく」と述べた。そのうえで、「北東アジアの新しい未来と韓日関係の未来志向の発展のため、一層尽力していくことを期待したい」と強調した。
韓日・日韓議員連盟の合同総会は新型コロナウイルスの影響で見送られてきたため、3年ぶりの開催となった。
kimchiboxs@yna.co.kr