日本との安保協力「いつにも増して重大」 韓日議連会長
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2022.11.03 13:58
【ソウル聯合ニュース】韓日議員連盟の会長を務める韓国与党「国民の力」の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)非常対策委員長は3日の記者会見で、「厳しい安全保障状況に照らし、韓日の安保協力はいつにも増して重大性が強調される」と表明した。
会見はソウル市内のホテルで開かれた韓日・日韓議連の合同総会前に行われた。
鄭氏は北朝鮮の核・ミサイル脅威が高まっていることを受け、与党内で戦術核の配備を求める声が出ていることに関し、「このような問題は韓日両国の密な対話を通じて議論される必要がある」とし、「米国の『核の傘』の提供が具体的にどのような方式で行われるか、韓日の具体的な対話が進展しなければならない」との認識を示した。
また、金浦―羽田線の航空便の運航が再開され、査証(ビザ)なしでの短期滞在を認める措置も約3年ぶりに再開されたことに言及し、「両国の関係改善が実践的に履行されている」と評価。ただ、「歴史対立の争点が残っていることも事実」として、「このような問題は外交ルートを通じて接点を見いだし、共同の努力で解決の道を模索しなければならない」と述べた。そのうえで、「両国とも新政権が発足し新しい出発線に立っているため、新しい未来を設計して十分に解決できる」と強調した。
両議連は今年で創立50周年を迎える。合同総会は新型コロナウイルスの影響で見送られてきたため、3年ぶりの開催となった。
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