韓国 きょうのニュース(11月3日)
◇北ミサイルは新型ICBM「火星17」 2段目分離後に飛行失敗
北朝鮮が3日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」を発射したが失敗したもようだ。ミサイルは2段目の分離まで行われたが、その後は不正常に飛行し、朝鮮半島東の東海上に墜落したと推定される。韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は同日午前7時40分ごろに平壌・順安付近から東海に向けてICBMを発射した。最高高度は約1920キロ、飛行距離は760キロ、最高速度はマッハ15(音速の15倍)だった。発射後、1段目と2段目は正常に分離されたようだ。だが、推進力が弱く、弾頭部が正常な速度を出せなかったもようだ。
◇韓米空軍 北挑発受け大規模訓練の期間延長
韓国と米国の空軍は3日、10月31日から実施している大規模な合同空中訓練「ビジラント・ストーム」の期間を延長することを決めた。訓練は当初4日まで実施する予定だった。延長期間など詳細は両国が協議している。韓国空軍は訓練期間延長を決めた背景について、「北の挑発で高まっている現在の安保危機の状況下で韓米同盟の強固な連合防衛体制の顕示が必要ということに共感した」と説明した。
◇空軍開催の大会 ミサイルの発射失敗相次ぐ
韓国空軍によると、同軍が迎撃能力の点検と戦闘力向上のため2日に開催した「誘導弾射撃大会」で、ミサイルの発射失敗が相次いだ。国産の中距離地対空ミサイル「天弓」1発が飛行中に爆発し、地対空ミサイル「パトリオット(PAC2)」は発射直前にエラーが出たため発射をとりやめた。天弓は約25キロ飛行した後、レーダーとミサイル間の交信が不安定になったため爆破処理したという。
◇韓国代表のトットナム孫興ミンが負傷で手術へ W杯出場不可能か
サッカーのイングランド・プレミアリーグのトットナムは、所属する韓国代表のエース孫興ミン(ソン・フンミン)が眼窩(がんか)骨折のため手術を受けるとホームページで発表した。孫は1日(現地時間)に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのD組最終戦のマルセイユ戦で、相手選手の肩が顔を直撃し、前半27分に交代した。ワールドカップ(W杯)カタール大会の開幕をわずか17日後に控えて手術を受けることになり、W杯のメンバー入りしても試合に出場できるかは不透明だ。韓国の医療関係者は、回復に最低でも1カ月はかかると指摘している。