安保理の一致した対応へ中国など説得 追加の対北朝鮮独自制裁も検討=韓国
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2022.11.03 16:05
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官は3日の定例会見で、北朝鮮がミサイル発射などの挑発行為を続けていることについて、「追加の独自制裁も検討している」と明らかにした。
任氏は「検討過程で米国や日本を含む友好国と独自制裁措置の効果を高められる方策についても緊密に協議している」と述べた。
韓国は先月、「北がわれわれを対象に戦術核の使用を想定し、前例のない頻度で一連のミサイル挑発を敢行したことを強く糾弾する」として、核・ミサイル開発や対北朝鮮制裁の回避に関与した北朝鮮の個人15人と16団体を独自制裁の対象に指定した。
当時、外交部当局者は「これが終わりではない」と言及していた。北朝鮮が失敗に終わったものの大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し挑発をエスカレートさせていることを受け、追加の制裁に乗り出す方針を示したものとみられる。
任氏は「北の挑発中止や対話復帰のため、(国連の)安全保障理事会の一致した対応が緊要だと中国を含む全ての安保理理事国を説得していく」と述べた。そのうえで、「朝鮮半島と域内の緊張を高めることへの全ての責任は北にある」とし、「責任を(韓国や米国などに)転嫁しようとする北の試みは決して成功しない」と強調した。
kimchiboxs@yna.co.kr