尹大統領が公の場で初めて謝罪 雑踏事故の追悼法要で
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2022.11.04 18:03
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は4日、ソウルの繁華街、梨泰院で発生した雑踏事故を巡り、犠牲者と遺族に哀悼の意を表したうえで、「国民の生命と安全に責任を負わなければならない大統領として悲痛で申し訳ない気持ちだ」と述べた。
韓国最大の仏教宗派「大韓仏教曹渓宗」の総本山、曹渓寺(ソウル市)で開かれた同事故の犠牲者を追悼する法要に出席し、追悼の辞でこのように述べた。
尹大統領が同事故を巡り、公の場で「申し訳ない」と述べたのはこれが初めて。大統領室は尹大統領が1日に犠牲者の葬儀場を訪れた際、「国が守って差し上げることができず大統領として申し訳ない」と述べたと発表したが、葬儀場は非公式で訪れていた。
尹大統領は追悼の辞で「どのような言葉もこの悲しみを表すことができない」とし、「悲しみと痛みが深いだけに、責任を持って事故を収拾し、二度とこのような悲劇が起きないようにする大きな責任が私と政府にあることをよく承知している」と述べた。
yugiri@yna.co.kr