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韓国軍 北の核・ミサイル想定した指揮所演習開始=4年ぶり単独

記事一覧 2022.11.07 08:31

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は7日、北朝鮮の核・ミサイルなどを想定した指揮所訓練(CPX)「太極演習」を始めた。10日まで実施する。北朝鮮の核・ミサイルや最近の挑発の動きなどさまざまな脅威に備え、実戦的な任務遂行能力を向上させる方針だ。

2018年に実施された太極演習の様子(合同参謀本部提供)=(聯合ニュース)

2018年に実施された太極演習の様子(合同参謀本部提供)=(聯合ニュース)

 演習は実際の兵力と軍事装備は動かさず、コンピューターシミュレーションなどによるウォーゲームの形で行う。定期的に行う防衛的性格の指揮所訓練で、危機管理能力の強化と戦時転換遂行能力の向上に焦点を当てる。ただ、北朝鮮メディアは同演習を「侵略演習」と強く非難してきた。

 演習は1995年から始まった。毎年5~6月に開催されたが、2018年には南北・米朝首脳会談を踏まえ10月に延期。19年には戦時や災害など国家の非常事態に対応する政府の「乙支演習」と統合し「乙支太極演習」として5月に実施された。20年には新型コロナウイルスや水害被害の影響で開かれず、昨年には乙支太極演習として10月末に開催された。今年は乙支演習が8月の韓米合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」に合わせて実施され、太極演習が単独で開かれるのは4年ぶりとなる。

 韓国軍は8月にUFS、9月に米原子力空母「ロナルド・レーガン」が参加する韓米合同演習、10月に野外機動訓練「護国訓練」と黄海での合同海上訓練、11月に韓米空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」と、4カ月連続で訓練を行っている。

 北朝鮮も8月以降、戦術核運用部隊のミサイル発射や砲兵部隊の砲射撃などで対抗。今回の演習にも対抗し、挑発行為に踏み切る可能性が高く、韓国軍は監視・対応体制を強化した中、訓練を行う方針だ。

kimchiboxs@yna.co.kr

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