尹大統領 ソウル雑踏事故受け官民合同の対策会議主宰
記事一覧
2022.11.07 10:42
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日、官民合同の「国家安全システム点検会議」を主宰した。
この日の会議では、先月29日にソウルの繁華街、梨泰院で起きた雑踏事故を受け、現在の安全管理体制を評価した上でシステム再構築案を話し合った。
政府からは韓悳洙(ハン・ドクス)首相をはじめ、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官、警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長など関係官庁のトップが出席し、公務員や民間の専門家らも参加した。
会議では▼群衆管理の現状と管理策▼救急・消防への緊急通報システムの問題点と改善策▼ネットワーク社会の新たな危険要素への対応策――などについて報告と討論が行われた。
大統領室は報道資料で、マニュアルや規則に沿うだけの消極的な対応ではなく現場での対応力強化、現場の状況とかけ離れた規則ではなく安全を最優先とする政策の推進と履行力の確保が必要だとの意見があったと伝えた。
また、報告の遅れや勤務場所を離れるなど責任感の不足した行動を防ぐため、罰則の強化と現場指揮権限の大幅な強化、経験や個人の能力に依存しないシステムと情報通信(IT)技術に基づく科学的な安全管理、官庁・機関の垣根を越えたシステム連携やコミュニケーション強化なども提言された。
ynhrm@yna.co.kr
キーワード