ウサギ耳の男が「押せ」とあおる? 警察「嫌疑なし」=ソウル雑踏事故
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2022.11.07 15:21
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院でハロウィーン前の10月29日に発生した雑踏事故で、前の人を押すようにあおったとされるウサギの耳のカチューシャを頭に着けた男性について、警察庁特別捜査本部は7日、この男性の携帯電話の位置情報や現場付近の防犯カメラの映像を分析した結果、「嫌疑なし」と判断し、男性に対する捜査を終えたと発表した。
同事故を巡っては、現場で「押せ」と叫びながら意図的に押す人がいたという証言が出ており、ウサギの耳のカチューシャを着けたこの男性が主導したとする文や写真がインターネット上に出回っていた。
この男性はSNS(交流サイト)などを通じて、当日の自身の移動経路などを説明し、疑惑を全面的に否定していた。
警察は1日、男性を参考人として聴取し、男性の主張と証拠資料が一致するとみて嫌疑なしと結論を下した。
また警察は、事故当日に仮面を着けた2人が道路にアボカドオイルをまいて人を滑らせたとする証言についても、防犯カメラの映像を確認した結果、オイルではなく酒で、まかれた場所は事故現場ではなかったと説明した。
ただ、2人を事故現場で見たという目撃証言があることから、事実関係を確認するため近く聴取を行う予定という。
yugiri@yna.co.kr