韓国 きょうのニュース(11月9日)
◇北朝鮮が弾道ミサイル1発 米中間選挙に合わせ4日ぶり挑発
韓国軍合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日午後3時31分ごろ西部の平安南道・粛川付近から朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル(SRBM)1発を発射したと発表した。北朝鮮は韓米が大規模な空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」を実施していた今月2日から5日にかけ、約35発のミサイルを発射。それから4日で再びミサイルによる挑発に踏み切った。韓国が北朝鮮の核とミサイルなどを想定した指揮所訓練(CPX)「太極演習」を開始してから3日目で、米国の中間選挙の開票が進められている時点でミサイル発射を再開させた。
◇ソウル雑踏事故 現場に接するホテルなど家宅捜索
156人が亡くなったソウル市竜山区・梨泰院の雑踏事故を捜査している警察庁の特別捜査本部は9日、現場の路地に接するハミルトンホテルやその社長宅など3カ所の家宅捜索に入った。同ホテルが本館2階の後方など周辺に構造物を違法に設置し道路を許可なく占用した疑い(建築法違反など)があるとして社長を立件したのに続き、強制捜査に着手した。
◇米下院選 韓国系アンディ・キム氏の3選確実に
米中間選挙の連邦議会下院ニュージャージー州3区で韓国系の民主党候補アンディ・キム氏の当選が確実になったと、AP通信が報じた。在米韓国人2世のキム氏は2018年11月、共和党の現役議員を下して初当選した。これにより、キム氏は韓国系としては1996年のキム・チャンジュン(ジェイ・キム)元下院議員以来26年ぶりに3選を果たした。
◇尹大統領が11日から東南アジア歴訪へ ASEAN・G20会議出席
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議と20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため、11日から16日までカンボジアとインドネシアを訪問する。ASEANプラス3(韓中日)首脳会議と東アジア首脳会議(EAS)にも出席する予定だ。尹大統領の東南アジア歴訪は5月の就任後初めて。
◇韓国軍が回収の北朝鮮ミサイル残骸 地対空SA5と判明
国防部は、朝鮮半島東の東海で軍が回収した北朝鮮のミサイルの残骸と推定される物体について、旧ソ連時代に開発された地対空ミサイルSA5と判明したと発表した。北朝鮮が今月2日に発射したミサイルが海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の南側に落下したことを受け、韓国軍は救難艦で周辺海域を捜索し、6日に残骸と推定される物体を引き揚げて分析していた。