脱北者の死亡受け「支援システムを再点検」 韓国統一部
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2022.11.10 13:37
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は10日、先ごろ20代の脱北者が死亡したことを巡り、「危機にある脱北者世帯への支援に関するシステムを全般的に再点検している」と記者団に述べた。
当局者は、韓国入りした脱北者の早期定着を目指して多くの努力を傾けており、とりわけ苦境にある脱北者にはよりきめ細かい支援を行ってきたが、なお不足している部分があるのは事実だと認めた。
警察によると、南東部・慶尚南道金海市のワンルームマンションで7日に20代の脱北者が死亡しているのが見つかった。室内には開封済みの薬の袋が多数残されていた。うつ病やアルコール依存症と診断され、治療を受けていたという。
先月にも、ソウル市内の賃貸マンションで一人暮らしの脱北者の白骨化した遺体が見つかっている。
権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官は先月末に国会で、脱北者の保護システムを全般的に再整備する考えを示した。
tnak51@yna.co.kr
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