韓国・双竜自動車の更生手続き終了 裁判所が決定
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2022.11.11 15:07
【ソウル聯合ニュース】企業再生を扱う韓国のソウル回生裁判所は11日、国内自動車5位の双竜自動車の更生手続きを終了したと発表した。同社が債権の大半を弁済しており、今年発売した新車の販売が伸びていることなどから業績の好調が予想されると理由を説明した。
双竜は15期連続の赤字で金融機関への返済が滞り、2020年12月に更生手続きの開始をソウル回生裁判所に申請。裁判所は昨年4月に更生手続き開始を決定した。
自社の売却先として電動バスメーカーのエジソンモータースを優先交渉者に選定したが、エジソン側が買収代金の残金を支払えなかったことで同社による買収が白紙化した。
その後、化学事業などを手掛けるKGグループを主軸として構成されたKGコンソーシアムを買収予定者に選定し、今年8月に裁判所から更生計画の認可を受けてKGコンソーシアムを買収者に決定した。
双竜は買収代金を基に債権をほぼ弁済した。7月に発売した新車が好調な売れ行きをみせ、財務状況が改善しつつある。裁判所もこうしたことを考慮し、更生手続きの終了を決定したようだ。
tnak51@yna.co.kr
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