尹大統領「食料・エネルギー分野での保護主義自制を」 G20サミット
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2022.11.15 16:09
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は15日、インドネシアのバリ島で開幕した主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席し、食料・エネルギー安全保障に関するセッションで演説した。
大統領室によると、ロシアのウクライナ侵攻以降、食料・エネルギー価格が高騰している中、尹大統領は「食料やエネルギー分野での過度な保護(貿易)主義を自制しよう」と訴えた。「世界の食料・エネルギー価格の安定を阻害する不合理な輸出や生産措置が取られないよう、加盟国が力を合わせるべきだ」とも強調した。環境に配慮した持続可能な食料・エネルギーシステムの構築に共に取り組むことも提案した。
尹大統領は演説の締めくくりで「確固とした連帯と協力の精神で食料・エネルギー危機を解決しよう」と呼び掛け、「かつて食料援助によって困難に打ち勝った韓国がより大きな責任感を持ち、コメ援助などで国際社会に寄与していく」と約束した。
G20サミットは2日間の日程で開かれ、各国首脳は食料・エネルギー安保、保健、デジタルトランスフォーメーションの3議題について話し合う。
tnak51@yna.co.kr
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