韓国主導のサイバー訓練に米中ロが同時参加 17日実施
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2022.11.16 15:55
【ソウル聯合ニュース】韓国が主管する国際的なサイバーセキュリティー訓練に、米国、中国、ロシアが初めて同時に参加する。
韓国国防部は16日、拡大東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議(ADMMプラス)のサイバーセキュリティー専門家会合を同日から2日間の日程でオンライン開催すると発表した。共同議長国の韓国とマレーシアが主宰し、ASEAN加盟10カ国と韓国、米国、中国、日本、ロシア、インド、オーストラリア、ニュージーランドの計18カ国が参加する。
初日の16日には、参加国間のサイバーセキュリティー分野の政策力強化に向け、韓国の主導で「実戦的なサイバー訓練のための課題」を議論する。
17日には参加国の技術力向上を図るため、韓国国防部の主導によるサイバー模擬訓練を遠隔で実施する。ファイルを暗号化してロックの解除に身代金を要求する「ランサムウエア」攻撃などが増え、サイバー脅威が高まっている中、2カ国ずつチームを組んで不正プログラムやセキュリティーインシデントの分析を行い、共同で問題解決を図る。
会合だけでなく、この訓練にも米国や中国、ロシアが参加を予定している。この3カ国が同時に参加する初の国際サイバー訓練となる。遠隔での訓練を踏まえ、来年後半の同会合では韓国で対面方式の訓練が行われる予定だ。
韓国は2020年にマレーシアと共に同会合の議長国に選出された。任期は24年までの3年間。
tnak51@yna.co.kr
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