韓日首脳 徴用問題の早期解決へ意気投合=韓国大統領室
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2022.11.16 16:30
【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室高官は16日の記者会見で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相が13日に行った初の正式な首脳会談について、両首脳が日本による植民地時代の韓国人徴用被害者への賠償問題を早期に解決することで一致し意気投合したとの認識を明らかにした。
同高官は「(両首脳は)北の問題や主要地域、世界の課題について虚心坦懐(たんかい)に議論した」として、「両国の懸案の解決に向けた明確な意志を確認し、現在進められている両国の交渉に強い推進力を注入した」と明らかにした。「懸案」とは両国関係の最大の障害となっている徴用問題を意味するとみられる。
具体的な協議の内容に関しては、「徴用問題の解決策について具体的な話はなかったが、両首脳とも徴用問題の解決策について密度のある協議が進められており、協議の進行状況について(両首脳が)しっかり報告を受けていることを確認した」と説明。「解決策が一つや二つに絞られているとの報告を受けたという意味」と述べた。
そのうえで、「(協議を)よりスピーディーに進め、徴用問題の解決だけでなく韓日関係の改善をもたらす方向で両首脳が注意を払って力を集めようという雰囲気だった」と伝えた。また、「(両国の)隔たりが縮まったため、早期に解消できる方策を模索し、問題にけりをつけようという雰囲気だった」とし、「肯定的かつ積極的な意気投合、そのような意味で解釈しても良いのではないかと思う」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr