韓国 きょうのニュース(11月18日)
◇最大野党代表側近が逮捕状審査に出席 「検察は軍事政権よりひどい」
最大野党「共に民主党」代表の李在明(イ・ジェミョン)氏の最側近とされ、ソウル郊外・京畿道城南市の大庄洞の都市開発事業を巡る不正事件で収賄などの疑いが持たれている鄭鎮相(チョン・ジンサン)党代表政務調整室長が18日、ソウル中央地裁で開かれた逮捕状発付の是非を判断する令状審査に出席した。地裁に到着した鄭氏は「検察政権の捜査は曽子殺人・三人成虎(嘘も多くの人が言えば事実と信じるようになるという意味)」と述べ、検察が自身に罪を着せたと批判。「軍事政権よりひどい検察政権の捜査は生きている権力にも向けられるべきで、最小限のバランスが必要だ」と主張した。
◇北朝鮮がICBM発射 約1000キロ飛行
韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が18日午前10時15分ごろ、平壌の順安付近から朝鮮半島東の東海に向けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を発射したと発表した。飛行距離は約1000キロ、高度は約6100キロで、速度はマッハ22(音速の22倍)ほどと推定されるという。韓米の情報当局が詳しく分析している。
◇尹大統領 対北朝鮮で拡大抑止強化・強力な制裁推進指示
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて開かれた国家安全保障会議(NSC)常任委員会で、拡大抑止の実行力を強化し、国際社会の強力な対北朝鮮制裁を推進するよう指示した。大統領室が明らかにした。尹大統領は会議で、韓米連合防衛体制や韓米日安保協力を強化し、米国や国際社会とともに国連安全保障理事会の対応を含む強力な対北朝鮮制裁を推進するよう指示した。
◇尹大統領の支持率29% 1ポイント下落し再び3割切る
世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、尹大統領の支持率は前週から1ポイント下がり29%となった。不支持率は1ポイント下落の61%だった。尹大統領の支持率は10月最終週に30%と6週ぶりに30%台を回復した後、ソウル・梨泰院で雑踏事故が発生した直後の調査で29%に低下した。先週は30%に上がったが、今週は再び30%を割り込んだ。