地元警察 10万人予測も当日勤務者数は普段通り=ソウル雑踏事故
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2022.11.20 09:55
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、竜山区梨泰院で158人が死亡した雑踏事故をめぐり、警察がハロウィーン時期の人出に備えて総力対応計画を立てていたにもかかわらず、事故当日に竜山警察署で勤務した職員数は普段と変わらなかったことが20日までに分かった。
最大野党「共に民主党」の張京泰(チャン・ギョンテ)国会議員が警察庁から提出を受けた資料によると、事故当日の先月29日に竜山署に出勤した職員は83人だった。事故1週間前の22日の出勤数は78人。一方、事故発生前の平日(24~28日)の出勤数は298~312人で、事故当日の3~4倍に上る。
警察はハロウィーン時期に梨泰院で通報が急増することを踏まえて竜山署の総力対応計画を立てていたものの、実際に勤務した職員数に変わりはなかったことになる。
同署はハロウィーン時期の治安対策で、週末に1日10万人近くが梨泰院の限られた空間に押し寄せると予想していた。
張議員は、週末に10万人の人出が予想されたにもかかわらす、ソウル警察庁長は麻薬取締計画のみを竜山署に命じただけで、いかなる事故対策も取らなかったと指摘している。
ikasumi@yna.co.kr
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