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非核化ロードマップの説明資料公開 米朝関係正常化支援など=韓国政府

記事一覧 2022.11.21 11:56

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は21日に発刊した尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の統一・対北朝鮮政策説明資料で、非核化ロードマップ「大胆な構想」の政治・軍事分野の措置として米朝関係正常化の支援、平和体制の構築、南北間の軍備統制などを推進すると発表した。

権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官=(聯合ニュース)

権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官=(聯合ニュース)

 同部は政治・軍事分野のうち外交的措置として、米朝関係正常化を支援することを決めた。実質的な非核化の段階で米朝関係の改善に乗り出し、完全な非核化の段階で米朝関係正常化を推進する構想だ。

 平和体制の構築については、「朝鮮半島の平和体制構築に関する議論を皮切りに、北が完全な非核化を達成した際に平和協定を締結するなど実質的な平和定着を推進する」とした。

 また、軍事的措置として軍備統制に乗り出す計画を公開。軍事的緊張を緩和し偶発的な衝突を防止するため、南北間の軍事的信頼構築と軍備統制を推進する。

 統一部は、「大胆な構想」を初期措置、実質的な非核化、完全な非核化の3段階に分け、段階別に経済・政治・軍事的措置の大きな枠組みも体系化した。 

 初期措置では朝鮮半島資源食糧交換プログラムや保健医療、飲み水の衛生、山林、農業など北朝鮮の生活改善モデル事業を開始し、包括的合意を導き出す。

 包括的合意を通じて非核化の目標樹立、段階別の非核化措置と分野別の相応の措置を盛り込んだロードマップを作成する計画だ。

 第2段階の実質的な非核化からは経済協力と政治・軍事的措置が本格的に推進される。

 経済協力分野では▼「南北共同経済発展委員会」の発足▼発電・送配電インフラ支援▼港湾・空港現代化プロジェクト▼農業技術支援プログラム▼病院・医療インフラの現代化▼国際投資・金融支援プログラム――を推進する。

 政治・軍事分野では米朝関係改善、平和体制構築の議論、軍事的緊張の緩和措置が実施される。

 最後となる第3段階の完全な非核化では、経済分野での全面的な投資・貿易拡大による南北経済協力の本格化、南北共同経済発展計画の本格履行などが推進される。

 第3段階の政治・軍事的措置として米朝関係の正常化、平和協定締結など実質的な平和体制の構築、軍備統制の本格化による軍事的信頼増進などの措置を履行する。

 資料では「大胆な構想」のほか、尹錫悦政権の対北朝鮮政策を実現するための3大原則として「一切の武力挑発の否定」「互恵的な南北関係の発展」「平和的統一基盤の構築」が提示された。

 統一部は「北の非核化と南北間の信頼構築という好循環の原動力を生み出すために努力する」とし、「常に北との対話によって問題を解決していきたい」と述べた。

ynhrm@yna.co.kr

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