韓流コンテンツ 世界最大級見本市で前年比2倍以上の輸出契約
【ソウル聯合ニュース】フランス・カンヌで17日から4日間開催された世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM2022」で韓国企業が前年比105.9%増となる約1664万ドル(約23億3900万円)規模の輸出契約を結んだ。文化体育観光部が21日伝えた。
新型コロナウイルス感染拡大前の2019年に記録した1589万3543ドルを上回った。
同部は増加の理由について、人気ドラマ「イカゲーム」や「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」など世界市場の主流に成長した韓流コンテンツの競争力が成果につながったと説明した。
今年のMIPCOMでは国内の放送会社や制作·配給会社など17企業がバラエティーやドラマなど63のコンテンツについて、北米や欧州市場への輸出契約を結んだ。
ドイツ、米国、オーストラリアで人気を得た韓国MBCテレビの音楽バラエティー番組「覆面歌王」は新たに南アフリカへの輸出が決まり、輸出先は計55カ国・地域になった。
ケーブルチャンネルJTBCのドラマ「財閥家の末息子」、CJ ENMのドラマ「トレイン」や「怪異」(いずれも原題)なども輸出契約を結んだ。
現地関係者を対象に「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の特別試写会も開かれた。同ドラマの制作会社の関係者は試写会で、「多くの国からリメークのオファーを受けた状態」とし「今後新しい成果を出す予定」と明らかにした。
韓流コンテンツの需要拡大に支えられ、文化体育観光部は23~24日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれる「ドバイ国際コンテンツマーケット(DICM)2022」に初めて参加し、韓国共同館を運営して韓流コンテンツの試写会を行う。
DICMへの参加は中東や北アフリカ地域の韓流コンテンツ需要に応えるために企画された。
韓国共同館ではCJ ENMやKBSメディアなど放送コンテンツ企業5社が12のコンテンツを紹介する。開幕日には韓流コンテンツを紹介する試写会が開かれる。
文化体育観光部の担当者は「来年の放送映像コンテンツ産業の支援予算案を今年の2.5倍に拡大した1228億ウォン(約127億円)規模とし、海外進出を支援して韓流コンテンツの人気をけん引していく計画」と話した。
yugiri@yna.co.kr