IAEAの2回目の汚染水検証終了 韓国外交部「徹底的な監視必要」
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2022.11.22 18:48
【ソウル聯合ニュース】東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出計画を巡り、国際原子力機関(IAEA)の調査団が先ごろ現地での安全性検証を終えたことについて、韓国外交部の当局者は22日、「政府は日本の汚染水問題が科学的かつ客観的な基準に合致し、IAEAを含む国際社会が参加したうえでモニタリングが徹底的に行われなければならないという立場だ」と述べた。
また「IAEAなどの国際機関を通じて日本の汚染水問題に対し、より透明で正確な情報が共有され国際基準に従って実施されるよう緊密に協力していく予定」と説明した。
同当局者は、「今後もIAEA側の追加訪問がある予定だ」と伝えた。
IAEAは18日、汚染水の処理過程を検証するために日本を訪れた専門家4人による調査団が現場での調査を終えたと発表した。
IAEAは日本政府の要請を受け、汚染水の安全性について検証を行っており、日本訪問は今年2月に続いて2回目。
調査団はIAEAの研究員2人と韓国とフィンランドから招へいされた専門家2人で構成された。
日本の原子力規制委員会は7月、福島第1原発の汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化処理した後、海水で薄めて放射性物質トリチウムの濃度を環境基準以下にして海に放出するという東電の計画を正式に認可した。
調査団は今回の調査内容をまとめ、放出開始前に報告書を公開する予定だ。
yugiri@yna.co.kr