韓国 きょうのニュース(11月25日)
◇トラック運転手らのスト2日目 各地で物流に支障
労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の公共運輸労組貨物連帯本部がゼネラルストライキを開始して2日目の25日、各地の生産現場で出荷がストップするなど物流に支障が出ている。コンテナ港では取扱量が減っている。トラック運転手らでつくる組合員約2万5000人の貨物連帯は、運転手に運送料を保障する「安全運賃制」の恒久化と適用拡大などを求めて24日にストに入った。
◇ソウルのタクシー 12月から深夜料金値上げ
ソウル市は、12月1日午後からタクシー料金の深夜割増調整を施行すると発表した。公聴会などを経て深夜のタクシー不足解消に向け割増率を引き上げる内容の調整案を確定した。中型タクシーの場合、現在は午前0時~午前4時となっている深夜料金の適用時間が午後10時~翌日午前4時に拡大される。また、乗客が多い午後11時から翌日午前2時の間は基本割増率(20%)の2倍の40%割増が適用される。
◇尹大統領の支持率30% 1ポイント上昇
世論調査会社の韓国ギャラップが25日発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週から1ポイント上がった30%となった。不支持率は1ポイント上昇の62%だった。同社は、尹大統領を支持する理由では外交と経済、支持しない理由では意思疎通とメディア弾圧関連の言及が増えたとして、支持者にはサウジアラビアの実力者、ムハンマド皇太子の訪韓などに合わせた経済外交が、不支持者には大統領室がMBCテレビ記者の大統領専用機搭乗を拒否するといったメディア対応などが影響を与えたと分析した。
◇ゴビ砂漠から黄砂 あす午前にかけPM濃度上昇
気象庁は、ゴビ砂漠と内モンゴル高原で発生した黄砂が26日に韓国に飛来するとの予想を発表した。これにより、26日未明から午前にかけて西部を中心に粒子状物質(PM)の濃度が上昇する見通しだ。国立環境科学院は同日午前に首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)、忠清道、全羅道でPMの濃度が一時的に「悪い(高い)」レベルに上昇するとの予想を示した。