韓国・サウジが初の住宅協力フォーラム 未来都市を共同構想へ
【ソウル聯合ニュース】韓国国土交通部は29日、ソウル市内のホテルで「第1回韓国・サウジアラビア住宅協力フォーラム」を開催したと発表した。
今月初旬にサウジアラビアを訪問した元喜龍(ウォン・ヒリョン)国土交通部長官が提案した今回のフォーラムには、同氏や28日に来韓したサウジの住宅相をはじめ、企業や専門家など約200人が出席した。
サウジは国立住宅公社が推進する主要プロジェクトを発表し、国土交通部と韓国土地住宅公社(LH)、住宅都市保証公社(HUG)、韓国水資源公社は都市開発と住宅政策事例を紹介した。
企業からは建設大手のポスコ建設がモジュール建設技術と事例を、現代建設は建設の自動化とデジタル建設技術を発表した。
インターネットサービス大手NAVERは、スマートビルディング関連のデジタル技術とロボット・人工知能(AI)・高速通信規格「5G」・モノのインターネット(IoT)技術が融合した新社屋を紹介した。
通信大手のKTは、統合都市運営ソリューションとスマートシティー事業を発表した。
サウジが巨額を投じて建設中の未来都市「NEOM」でも活用されるモジュール住宅とスマートシティーは、サウジアラビアの実力者、ムハンマド皇太子の先ごろの来韓を機に韓国企業とサウジ間で了解覚書(MOU)が締結されるなど関心が高まっている分野だ。
元氏は、今回のフォーラムを住宅協力だけでなく、NEOMのような未来スマートシティー構想へ拡張した協力プラットフォームとして定例化することをサウジ住宅相に提案。両氏は従来の住宅協力MOUを住宅・スマートシティーに拡大して再締結することで合意した。
国土交通部は来月中に政府レベルの海外建設受注支援団を構成し、海外インフラ都市開発支援公社(KIND)の政策ファンドによる受注金融支援を強化する計画だ。
ynhrm@yna.co.kr