韓国 けさのニュース(11月30日)
◇ソウル地下鉄の労組がスト 朝のラッシュ時以外は運行本数減少か
ソウルの地下鉄を運営するソウル交通公社の労使交渉が妥結せず、労働組合は30日朝、ストライキに入った。ソウル交通公社の労組によるストは、2016年9月以来、約6年ぶり。ソウル交通公社とソウル市は運行への支障を最小限に抑えるため、退職者や非組合員などを代替人材として投入する。市は、朝の通勤通学の時間帯(午前7~9時)はほぼ通常通りのダイヤで運行したい考えだ。代わりに混雑度の低い昼間は通常の72.7%、帰宅ラッシュの時間帯(午後6~8時)は同85.7%程度の運行に減らす。
◇全国で厳しい寒さ 体感温度は氷点下15度前後
30日は全国的に厳しい寒さが続く見通しだ。午前8時現在の気温はソウルが氷点下6.8度、仁川が氷点下6.4度、水原が氷点下6.6度、春川が氷点下6.7度、江陵が氷点下1.8度、清州が氷点下4.0度、大田が氷点下4.2度、全州が氷点下1.8度、光州が氷点下0.3度、済州が6.6度、大邱が氷点下1.1度、釜山が1.7度、蔚山が1.0度、昌原が氷点下0.1度。日中の最高気温は氷点下3度~6度と予想される。強い風が吹き、体感温度は氷点下15度前後となる見通し。
◇全国21カ所でガソリン在庫切れ 物流スト影響
産業通商資源部は労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の公共運輸労組貨物連帯本部によるゼネラルストライキにより、全国21カ所のガソリンスタンドでガソリンや軽油が在庫切れとなったと発表した。政府はこれらのガソリンスタンドに12時間以内にガソリンを供給するため、可能な手段を総動員する方針だ。産業通商資源部は29日の時点で全国のガソリンスタンドの在庫がガソリンは8日分、軽油は10日分程度と把握している。同部は主要拠点ごとに入荷・出荷状況をモニタリングし、輸送に支障が生じそうな場合は非常輸送体制をとる計画だ。
◇来年3月に第2回「民主主義サミット」 韓米などが共催
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領やバイデン米大統領らが来年3月29~30日に2回目となる「民主主義サミット」を共同開催する。米ホワイトハウスは報道資料を通じ、「民主主義制度の主な役割を再確認し、今の時代で最も急がれる課題の対応で、集団的行動の効率化が重要であることを強調する」と説明した。同サミットはバイデン氏の呼びかけで昨年12月に初めて開かれ、100カ国・地域以上が参加。権威主義の台頭への対応と民主主義の強化に関して協議した。サミットは前回と同じく、オンライン形式で開催される。
◇新規コロナ感染者6万7415人 前週比で約2900人減
中央防疫対策本部は30日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から6万7415人増えたと発表した。新規感染者数は1週間前の23日に比べ約2900人少ない。重症者数は472人だった。