尹大統領「物流ストは北の核脅威と同じ」
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2022.12.05 08:57
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がトラック運転手らによる全国規模のストライキについて、「北の核脅威と同じ」と発言したことが5日までに分かった。
複数の大統領室関係者によると、尹大統領は大統領室関係者らとの非公開会議で「核は許さないとの原則に基づき対北政策を推進したなら、今のように北の核脅威にさらされることはなかったはず」と指摘。スト参加者らによる違法行為と暴力に屈すれば悪循環が続くため、労働組合が組合員の業務復帰を妨害したり、威嚇したりする行為を厳しく処分すべきと重ねて強調したという。
北朝鮮の核脅威から国民の安全と財産を守るように、「違法スト」から国家経済と国民の生活を守るとの認識を示したものと受け止められる。
労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の公共運輸労組貨物連帯本部は期限付きで導入された「安全運賃制」の恒久化などを求め、先月24日午前0時から無期限のゼネストに突入した。政府は運送従事者に対し業務開始命令を出すなどして、現場への復帰を促しているが、貨物連帯はこれに応じておらず、産業界への影響が拡大している。
csi@yna.co.kr