韓国とベトナム 重要鉱物の供給網・アンモニア発電技術開発で協力へ
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2022.12.05 21:07
【ソウル聯合ニュース】ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席の韓国訪問に合わせ、両国が了解覚書(MOU)など3件を交わし、重要鉱物の供給網や火力発電所でアンモニアを混ぜて燃やす技術の開発協力を強化することなどを確認した。
両国は重要鉱物の探査・開発技術を確保し、安定的な供給に向けた投資促進に協力することで合意した。
ベトナムはレアアース(希土類)の埋蔵量が世界2位、タングステンの埋蔵量が世界3位で、韓国政府はこれらと韓国の採掘・精錬技術を合わせれば、相乗効果が得られると期待している。
また2018年に交わした電力産業での協力に関するMOUにアンモニアの混焼による発電技術の開発を追加し、再生可能エネルギー分野の協力内容に海上風力発電を含め、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル(炭素中立)実現についても協力することを申し合わせた。
そのほか、韓国製の織物をベトナムで加工して製作した衣類を英国に輸出する場合に、関税が優遇される内容を盛り込んだ覚書も交わされた。
英国とベトナムの自由貿易協定(FTA)ではベトナム製の糸や織物を使って加工した衣類のみ、関税が優遇されるが、韓国製の織物が含まれることになる。
これにより、昨年9億3100万ドル(約1260億円)規模だった韓国のベトナムへの織物の輸出がさらに拡大すると政府は期待している。
yugiri@yna.co.kr
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