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韓国人の平均寿命83.6歳 コロナ禍で前年比の延びわずか0.1年

記事一覧 2022.12.06 16:21

【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が6日発表した「2021年生命表」によると、昨年の韓国人の平均寿命は83.6歳で、前年から0.1年延びた。新型コロナウイルスの感染拡大が続いた影響で、延び幅は過去2番目に小さかった。

新型コロナウイルスの検査所(資料写真)=(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの検査所(資料写真)=(聯合ニュース)

◇平均寿命 前年を0.1歳上回っただけ

 生命表は現在の年齢別死亡率が変化しないと仮定した場合に、各年齢の人が何年生きられるかという期待値などを指標で表している。

 平均寿命は統計の作成が始まった1970年以降延び続けており、2021年も83.6歳と前年を0.1歳上回った。ただ延び幅は、記録的な寒波に見舞われた18年(0.05年の延び)以来の低水準だった。

 統計庁の関係者は「延び幅が縮小した主な原因には、新型コロナによる健康リスク要因が20年よりも21年に作用した面があった」と説明した。ある年齢の人が将来どの死因で死亡するかを確率の形で示す死因別死亡確率で、昨年の新型コロナによる死亡確率は1.6%と、前年(0.3%)に比べ1.3ポイント高かった。

 一方、男性の平均寿命は80.6歳、女性は86.6歳だった。女性が男性より6.0歳長いが、その差は85年(8.6歳)をピークに縮小傾向にある。

◇死因トップはがん 次いで心疾患、肺炎

 昨年の死因別死亡確率は、がんが20.1%で最も高かった。心疾患が11.0%、肺炎が8.8%、脳血管疾患が7.2%。

 男性はがん(25.4%)、肺炎(10.0%)、心疾患(9.5%)、女性はがん(15.6%)、心疾患(12.3%)、肺炎(8.1%)の順に高かった。

 前年と比べると、死亡確率はがん(マイナス0.6ポイント)、肺炎(マイナス0.3ポイント)、心疾患(マイナス0.7ポイント)などほとんどで低下したが、新型コロナを含む感染症・寄生虫症での死亡確率は前年の3.8%から21年は5.0%に上昇した。

◇韓国人の平均寿命 OECD平均より長く

 韓国人の平均寿命を経済協力開発機構(OECD)加盟国平均と比較すると、男性は2.9歳、女性は3.5歳、それぞれ長い。男性は05年、女性は03年にそれぞれOECD平均に達し、その後は上回っている。

 韓国人は65歳の平均余命が男性19.3年、女性23.7年で、OECD平均を1.5年と2.6年、上回った。韓国は保健・医療環境が整っており、OECD平均より早いペースで高齢者の平均余命が延びているとみられる。

2021年の韓国人の平均寿命は83.6歳だった(コラージュ)=(聯合ニュースTV)

2021年の韓国人の平均寿命は83.6歳だった(コラージュ)=(聯合ニュースTV)

mgk1202@yna.co.kr

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