韓国 けさのニュース(12月8日)
◇行政安全相の解任案 国会本会議で報告へ
8日に開かれる国会本会議で、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の解任建議案が報告される予定だ。ソウルの梨泰院で158人が死亡した雑踏事故を巡り、最大野党「共に民主党」は7日に議員総会を開いて李氏の解任建議案を推進することを決めた。同党は当初、先月30日に提出した解任建議案を先週の国会本会議で可決させる方針だったが、本会議が開かれず、延期となっていた。建議案はこの日の本会議に報告され、9日の本会議で可決される見通しだ。
◇徴用被害者の叙勲に横やり 外交部「事前協議必要」
日本による植民地時代の徴用被害者、梁錦徳(ヤン・クムドク)さんが国家人権委員会から叙勲対象者に推薦されたが、外交部が「事前協議が必要だ」としてストップをかけていたことが分かった。梁さんは9月に発表された叙勲対象者のリストに含まれていたが、この件は6日の閣議に上程されず、8日の臨時閣議でも議題に上らない見通しだ。これに関し、徴用被害者を支援する林宰成(イム・ジェソン)弁護士は徴用問題を巡る韓日協議への影響を懸念してこのような意見が出されたと解釈せざるを得ないと批判した。
◇外国人投資家 韓国株6千億円超売り越し
外国人投資家は11月までの2カ月間に6兆ウォン(約6220億円)以上の韓国株を買い越し、総合株価指数(KOSPI)を引き上げたが、今月に入り約1兆ウォン分の株式を売却したことが分かった。韓国取引所によると、今月1日から7日までに外国人投資家は有価証券市場で9559億ウォン分の株式を売り越した。外国人投資家が売りに転じたのは、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ幅を決める12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて警戒感が強まった影響とみられる。
◇新規コロナ感染者6万5253人 前週比で約8千人増
中央防疫対策本部は8日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から6万5253人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べると約8000人増加した。