韓中が外相会談を調整 年内にテレビ会談か
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2022.12.08 16:06
【ソウル聯合ニュース】韓国と中国が外相会談を開催する方向で調整していることが8日、分かった。複数の外交消息筋が明らかにした。
今年8月、訪中した韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官と中国の王毅国務委員兼外相は山東省青島で行った会談で、王氏の年内訪韓に共感を示していた。ただ、中国の新型コロナウイルスの感染状況などを考慮し、王氏が直接訪韓する代わりに年内にテレビ会談を行うという選択肢が有力な案として検討されているようだ。
王氏は中国共産党が10月に開いた第20期中央委員会第1回総会(1中総会)で序列24位までの幹部で構成する政治局員に選出され、昇格。外交担当トップに就く見通しだ。
中国外相は来年3月の全国人民代表大会(全人代)を機に後任が決まる見通しで、王氏の在任中に外相会談を開くためには年末または来年初めに開催する必要がある。王氏の早期訪韓が難しい場合はテレビ会談開催が推進されるとみられる。
消息筋は、インドネシア・バリ島で先月行われた韓中首脳会談でも互いに意思疎通を続けていくことで意見が一致したとし、「(外相会談の)開催時期は未定で、テレビ会談が行われる可能性もある」と述べた。
外交部当局者は今月中に外相会談が開催されるかどうかについて「まだ決まっていない。調整中だ」と説明した。
hjc@yna.co.kr