北東アジア経済開発目指す多国間協議体へ北朝鮮の再加盟促す 韓国政府
記事一覧
2022.12.09 10:54
【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は9日、北東アジア地域の開発と経済協力促進に向けた韓国、中国、ロシア、モンゴルによる多国間協議体「広域豆満江開発計画(GTI)」の第22回総会が8日にオンライン開催され、同部の金成旭(キム・ソンウク)国際経済管理官が韓国首席代表として出席したと発表した。
金氏は開会の辞で、北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うという韓国政府の「大胆な構想」を加盟国に紹介しながら、北東アジアの協力と発展に向けた北朝鮮のGTI再加盟の必要性を訴えた。北朝鮮は2009年にGTIを脱退している。
韓国側のこうした立場は、総会で採択された「ウランバートル宣言」に全加盟国の意見として盛り込まれた。
金氏は、域内のサプライチェーン(供給網)の安定と協力促進を目指し、GTIを政府間の協議体から国際機関に転換して直接事業を行えるようにすべきだとも提案した。
韓国は来年7月から3年間、GTIの事務局長職を務める。金氏は、韓国が域内外の気候変動対応や食料安全保障、経済開発協力に関する議論で積極的な役割を果たすと強調した。
tnak51@yna.co.kr