尹大統領 経済団体トップと会合=企業の投資・雇用拡大促す
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2022.12.12 09:59
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこのほど国内経済団体トップと会合を開き、企業側の投資と雇用の拡大を求めた。財界関係者が12日、伝えた。
尹大統領は9日、大韓商工会議所の崔泰源(チェ・テウォン)会頭と韓国経営者総協会の孫京植(ソン・ギョンシク)会長、中小企業中央会の金基文(キム・ギムン)会長、韓国貿易協会の具滋烈(ク・ジャヨル)会長、韓国中堅企業連合会の崔鎮植(チェ・ジンシク)会長を青瓦台(旧大統領府)の迎賓施設に招き、非公開の夕食会を催した。全国経済人連合会(全経連)は招待されなかったようだ。大統領室からは金大棋(キム・デギ)秘書室長や李官燮(イ・グァンソプ)国政企画首席秘書官らが出席したとされる。
尹大統領が経済団体トップだけを招いて食事をするのは、3月の大統領選後、新政権への移行を準備する政権引き継ぎ委員会の事務所で行って以来、9カ月ぶり。今回は「特別なテーマはなく、年末なので一度食事をしようということで設けられた場」(経済団体の関係者)で、さまざまな懸案事項に関し話が交わされた。
トラック運転手らが今月9日に終えた全国規模のストライキについて、経済団体側は「政府が法と原則を守り、解決された」と謝意を伝えた。尹大統領は「今後も全てにおいて法と原則にのっとっていく。企業は心配せず、投資と雇用面でしっかり助けてほしい」と呼び掛けた。
経済団体側は法人税率引き下げ法案が速やかに国会を通過する必要があると訴えた。団体側はこれまでも、韓国の法人税は他国に比べて不利で、韓国企業が世界で競争するのが難しいと主張してきた。
また、尹大統領は2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致に向けた財界の尽力に謝意を伝えたようだ。
mgk1202@yna.co.kr