雑踏事故巡る行政安全相の解任 真相解明後に判断=韓国大統領室
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2022.12.12 16:18
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の李宰明(イ・ジェミョン)副報道官は12日の記者会見で、158人が死亡した梨泰院雑踏事故の責任を問うとして野党が中心となり李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の解任建議案を11日の国会で可決させたことについて、「解任問題は(事故の)真相が明確になった後に判断する問題という既存の立場に変わりはない」と述べた。
李副報道官は「犠牲者と遺族のためには真相の確認と法的責任の所在解明が最も重要だ」として、「これを通じて国の法的責任の範囲が決まり、これが明確になってこそ遺族に対する国家賠償がしっかり行われる」と強調。「徹底的かつ厳正な捜査で真実を明らかにすることが遺族に対する最大限の配慮であり保護」とし、「いかなることもこれより優先できない」と述べた。
大統領室高官は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が解任建議を受け入れない考えだと理解していいかとの質問に対し、「受け入れるか受け入れないかという答弁は李副報道官の発言に代える」と述べるにとどめた。
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