韓中外相がテレビ会談 「習主席の訪韓など首脳交流の勢いを維持」
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は12日、同部の朴振(パク・ジン)長官と中国の王毅国務委員兼外相が同日午後にテレビ会議形式で会談を行い、習近平国家主席の訪韓など両国首脳の交流のモメンタム(勢い)が続くよう緊密に意思疎通していくことを申し合わせたと発表した。
約1時間15分行われた会談で両氏は韓中関係や朝鮮半島問題、地域および国際情勢などについて幅広く意見交換した。また、11月の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて開かれた韓中首脳会談について、相互尊重、相互及び共通の利益に基づいた新たな協力時代を開く重要な道しるべになったと評価した。
両国首脳が合意した両国関係の発展方向に従い、後続措置を円滑に履行していくために緊密に協力することも確認した。
両国首脳は11月の会談で、韓中関係の健全かつ成熟した発展のために多様なチャンネルを通じたハイレベル交流および意思疎通を活性化する必要があるとの認識で一致した。
朴氏と王氏は外相の相互訪問を含め、多様なレベルでの交流を迅速に推進していくことで一致した。
朝鮮半島問題についての意見交換も行われた。朴氏は北朝鮮の挑発に懸念を示し、北朝鮮が核実験をはじめとする新たな挑発行為を自制し、非核化対話の道に進むようにするのは韓中間の「共通の利益」であり、両国の緊密な協力がいつにも増して必要な時期だと強調した。
王氏は「今後、朝鮮半島問題について建設的な役割を果たしていく」と応じた。
朴氏は北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うとした韓国政府の「大胆な構想」など、北朝鮮との対話に向けた努力を中国側が積極的に支持することを期待すると伝えた。
両氏はまた、サプライチェーン(供給網)に関する問題での意思疎通の拡大、航空便の増便、人的交流の拡大および文化コンテンツ交流の活性化など、多様な分野で可視的な協力の成果を達成するため積極的に協力することを申し合わせた。
このほか、経済回復や気候変動など世界の多様な問題に関連した対応で広範囲にわたる共通の利益があるとの認識で一致し、両国が関連分野で緊密に協力していくことを確認した。
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