韓中首脳の相互訪問 順番巡り隔たり?=韓国「中国、習氏の訪韓検討」
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2022.12.13 20:31
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は13日、韓中首脳の相互訪問に絡み、前日行われた韓中外相会談が「両国首脳が対面で協議できる良好な環境づくりに向けた努力の一環」だったとし、「習近平国家主席の訪韓は中国側も検討している」と説明した。
韓国外交部は12日、同部の朴振(パク・ジン)長官と中国の王毅国務委員兼外相が同日午後にテレビ会議形式で会談を行い、習主席の訪韓など両国首脳の交流の勢いが続くよう緊密に意思疎通していくことを申し合わせたと発表した。
一方、中国側の発表に習主席の訪韓についての言及がなかったため、両首脳の相互訪問の順番について意見の相違があるのではないかとの見方が出ていた。
11月の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて開かれた韓中首脳会談で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は習主席の訪韓を要請したが、習主席は「新型コロナウイルスの感染状況がある程度安定すれば」という条件を示し、尹大統領に対して訪中を改めて要請した。
同当局者は、習主席の訪韓が尹大統領の訪中より先に推進されるべきと考えるかと問われ、「われわれが先に習主席の訪韓を要請し、中国側から検討を進めているという立場を聞かされ、協議を続けようという認識で一致している」とし、尹大統領への訪中の要請はその後だったため、時間的な順序に従えば、習主席の訪韓が先に行われるべきだとの見解を示した。ただ、今回の外相会談では明確に話していないという。
尹大統領の訪中を先に行うことも検討するかについては、まず習主席の訪韓について中国側と意思疎通するのが先と認識していると述べた。
yugiri@yna.co.kr