11月の失業率2.3%に改善 就業者増加幅は6カ月連続で縮小=韓国
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2022.12.14 08:39
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が14日に発表した雇用動向によると、11月の失業率は2.3%で前年同月に比べ0.3ポイント改善した。1999年に統計の基準を変更して以降、11月としては最も低い失業率となった。失業者数は前年同月比6万8000人減の66万6000人だった。一方で就業者数の増加幅は6カ月連続で縮小している。
11月の就業者数は前年同月比62万6000人増の2842万1000人だった。増加幅は11月として1999年(121万7000人)以来23年ぶりの高水準。昨年3月から21カ月連続で増加しているが、勢いは鈍化している。5月に93万5000人増えた後は6月が84万1000人、7月が82万6000人、8月が80万7000人、9月が70万7000人、10月が67万7000人と増加幅が徐々に縮み、11月も前月を下回った。
就業者の増減を年代別にみると、15~29歳の若年層は前年同月比5000人減少し、21カ月ぶりのマイナスとなった。40代も6000人減った。60歳以上の高齢層は47万9000人増え、増加数全体の76.5%を占めた。50代は9万2000人、30代は6万6000人、それぞれ増えた。
業種別では宿泊・飲食店業(23万1000人増)、保健・社会福祉サービス業(14万9000人増)、製造業(10万1000人増)の伸びが大きかった。
15歳以上の就業率は62.7%と前年同月から1.2ポイント上昇し、11月としては82年の統計開始以降、最も高かった。
mgk1202@yna.co.kr