在韓米軍に「宇宙軍」創設 北のミサイル脅威に対応
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2022.12.14 14:50
【ソウル聯合ニュース】在韓米軍は14日、北朝鮮のミサイル監視などの任務を遂行する在韓米宇宙軍の創設式をソウル近郊、京畿道平沢市にある烏山米空軍基地で開催した。
米インド太平洋宇宙軍司令部傘下の部隊として発足した在韓米宇宙軍は、米宇宙軍の野戦構成軍司令部としての機能を果たす。
在韓米軍によると、在韓米宇宙軍は企画や専門性、指揮統制機能を在韓米軍司令官に提供し、域内のミサイル警報や全地球測位システム(GPS)、衛星通信などの任務を遂行する。
2019年末に創設された米宇宙軍の野戦構成軍司令部が米本土以外に設置されたのは、インド太平洋司令部と中央司令部に続き3番目。
米宇宙軍は各戦闘指令部への野戦構成軍司令部の創設計画を推進し、組織を拡大している。中国・北朝鮮を担当するインド太平洋司令部と在韓米軍、イランを担当する中央司令部にそれぞれ宇宙軍部隊を発足させた。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験など、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を重く認識した結果と受け止められる。
在韓米軍は宇宙軍の創設によりミサイル発射をリアルタイムで感知し、警報を発することができるようになると期待を示している。
また、専門家らは宇宙軍の創設は中国やロシア、イランの脅威も踏まえたものだと分析した。
ynhrm@yna.co.kr