韓国 きょうのニュース(12月14日)
◇昨年3千人超が孤独死 50~60代男性が最多占める
保健福祉部が14日発表した孤独死の実態調査結果によると、国内で孤独死した人は2017年が2412人、18年が3048人、19年が2949人、20年が3279人、昨年が3378人と、この5年間で計1万5066人だった。人数は5年間に年平均8.8%ずつ増加した。昨年は死者数全体(31万7680人)に占める孤独死の割合が1.1%に上った。韓国の死者数全体に占める割合は80代以上が最も大きいが、孤独死による死者のうちでは50~60代が毎年50~60%を占めている。昨年は50代男性(26.6%)と60代男性(25.5%)の合計が全体の半分以上となった。
◇中部地方で降雪予想 週末はさらに寒く
15日は中部地方を中心にまとまった量の雪が降る見通しだ。14日は今季一番の冷え込みとなったが、今週末はさらに寒くなり、週末には済州島と西海岸で大雪が降ると予想される。気象庁はこの日の記者会見で、大陸高気圧が張り出して冷たい空気と暖かい空気が衝突し、中国・渤海湾側に形成された中規模の低気圧が韓国の中部地方を通過することで、15日昼から夜にかけて同地方を中心に雪や雨が降るとの予報を発表した。全羅北道と全羅南道北部では16日未明まで雨が続く可能性がある。
◇新ハヌル原発1号機が本格稼働 国内27基目
産業通商資源部は、東部の慶尚北道蔚珍郡で新ハヌル原子力発電所1号機の完工式を開催した。国内27基目の原発で、韓国が独自技術で開発した次世代型の原子炉「APR1400」を採用している。2010年の着工から12年を経て、今月7日に営業運転を開始していた。エネルギーの安全保障に寄与し、韓国独自の原子炉モデルの輸出活性化につながると期待される。
◇冬のコロナ流行状況 オミクロン派生型「BN.1」が左右か
新型コロナウイルスの冬の再流行が続いており、新規感染者数と再感染と推定される割合がいずれも増加している。オミクロン株の派生型のうち「BN.1」の検出率が近ごろ上昇傾向を示しており、今後の流行状況に影響を及ぼすか注目される。BN.5は国内では9月22日に初めて検出され、この4週間で検出率が急速に高まっている。海外からの入国者に絞ると、感染者の24.2%からBN.1が検出された。海外からの流入の増加に伴い、国内でも感染者が増えている。