韓国外相 日本の安保3文書改定巡り「我々に内容を説明すると思う」
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2022.12.15 14:45
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は15日、同部がソウル市内で主催した国際会議に出席後、日本が16日の閣議決定を予定する安全保障関連3文書について、記者団に「日本がわれわれに内容を説明すると思う」と述べた。
日本政府は敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有などを盛り込んだ国家安全保障戦略と防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の改定を閣議決定する予定だ。
韓国は日本の防衛政策の変化を巡る議論が「平和憲法の精神を堅持し、地域の平和と安定に寄与する方向で透明に行われることが望ましい」との立場を示してきた。
一方、朴氏は徴用被害者である梁錦徳(ヤン・クムドク)さんへの「人権賞」(国民勲章)授与に外交部が待ったをかけ、授与が見送られたことに関し、「いくらでも再検討できるし、(勲章を)贈ること自体に反対するわけではない」と強調した。そのうえで、「行政安全部が関連官庁の意見を聞かなければならないが、われわれ(外交部)は全く知らなかった」とし、「政府が贈る勲章のため、政府機関の意見も聞いて協議しなければならない」と述べた。
韓国の国家人権委員会は9日に開催された「人権の日」の記念式で徴用被害者の権利回復運動に寄与したとして、梁さんに人権賞を贈る予定だった。だが、外交部が「関係官庁による事前協議が必要」との意見を提示し、授与は見送られた。
kimchiboxs@yna.co.kr