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7カ月連続「景気減速を懸念」 物価高・輸出不振続く=韓国政府報告書

記事一覧 2022.12.16 14:56

【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は16日公表した経済動向報告書(グリーンブック)12月号で、最近の韓国経済について「依然として高い物価水準が続く中、内需回復のペースが徐々に緩やかになり、輸出と経済心理の不振が続くなど景気の鈍化が懸念される」と分析した。6月から7カ月連続で景気減速に懸念を示した。

ソウルの繁華街(資料写真)=(聯合ニュース)

ソウルの繁華街(資料写真)=(聯合ニュース)

 11月の消費者物価は前年同月比5.0%上昇し、上昇幅は前月比で0.7ポイント縮まったが、5月(5.4%)から7カ月連続で5%台と物価高が続いている。

 10月の輸出額は前年同月比5.7%減と2年ぶりに減少に転じ、11月は14.0%減と減少幅がさらに拡大した。

 政府の分析も「輸出回復の制約を懸念」から「輸出回復の勢い鈍化」「輸出不振」などと次第に悲観的になっている。

 11月の貿易収支は70億1000万ドル(約9630億円)の赤字で、10月(67億ドル)に比べ赤字の規模が拡大した。

 景気を下支えしていた内需回復の流れも停滞している。

 11月のクレジットカード利用額は前年同月比6.4%増加したが、10月(同10.1%増)に比べ増加幅が鈍化した。

 百貨店の売上高増加率も前月(7.0%)に比べ鈍化した1.1%にとどまり、2021年1月(6.7%減)以来の低水準となった。

 企画財政部の李承翰(イ・スンハン)経済分析課長は「百貨店の売上高とクレジットカード利用額の増加幅減少は、ソウルの梨泰院雑踏事故の影響が反映されたとみられる」と説明した。

 経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数は86.5で、前月比2.3ポイント悪化した。消費者心理指数が100を下回ると、長期平均(03~21年)に比べ消費者心理が悲観的であることを意味する。

 政府は「物価など経済の安定のために総力を挙げて対応し、輸出・投資など民間中心の経済活力を向上させる」との方針を示した。

ynhrm@yna.co.kr

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