韓国政府が日本の安保文書に抗議 独島領有権主張の即時削除を要求
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2022.12.16 19:25
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は16日に出した外交部報道官名義の論評で、日本が同日閣議決定した外交・安全保障政策の長期指針「国家安全保障戦略」で独島の領有権主張を盛り込んだことに対し、「歴史的、地理的、国際法的に明白なわが国固有の領土である独島に対する不当な領有権主張を盛り込んだことに対して強く抗議する」とし、即時削除を要求した。
韓国政府は「日本政府は独島に対する不当な主張を繰り返すことが未来志向的な韓日関係の構築に何の役にも立たないという点をはっきりと自覚しなければならない」とし、「独島に対するいかなる挑発に対しても断固たる対応を取っていく」と強調した。
外交部で対日関係を担当する徐旻廷(ソ・ミンジョン)アジア太平洋局長は同日午後、在韓日本大使館の熊谷直樹総括公使を呼び、政府の立場を伝えた。
同部当局者によると、韓国側は独島に関連した日本側の不当な主張に強く抗議し、即時撤回を要求したという。
国防部の金相鎮(キム・サンジン)国際政策官も在韓日本大使館の武官を呼んで抗議した。
国防部は「独島には領有権紛争が存在せず、いかなる交渉や司法的解決の対象ではないという既存の立場を日本側に明確に伝えた」と強調した。
また「独島が歴史的、地理的、国際法的にわが国固有の領土という点を改めて強調し、領有権を毀損(きそん)しようとする日本のいかなる挑発に対しても断固たる対応を取ることを明確にした」と明らかにした。
日本政府は同日午後に開かれた臨時の閣議で、国家安保戦略を含む安保関連3文書を閣議決定した。
yugiri@yna.co.kr