韓国国防白書で「敵」と記述　北朝鮮が「極悪な対決本性」と非難

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対外宣伝メディア「メアリ」は１８日、韓国の国防部が来月公表する２０２２年版の「国防白書」の草案に「北の政権と北の軍はわれわれの敵」と記述されたとの報道について、「極悪な対決本性を現した」と非難した。

　メアリは「国防白書の草案にわが共和国を敵と規定した表現を６年ぶりに復活させ、さまざまな地域で大規模な野外戦術訓練を強行している」と指摘。「反共和国の敵対意識を高め、われわれに軍事的に立ち向かおうとする極悪な対決本性を現す分別のない醜態」と主張した。

　韓国は１９９５年の国防白書で初めて北朝鮮を「主敵」と表現したが、表現は時代の状況によって変化してきた。１８年版以降は北朝鮮を「敵」と見なす表現は消え、「韓国の主権、国土、国民、財産を脅かし、侵害する勢力をわれわれの敵と見なす」と記載された。北朝鮮を「敵」とみなす表記の復活は１６年版以来となる。

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