韓国 けさのニュース(12月19日)
◇北朝鮮「偵察衛星開発へ最終段階の実験」 来年4月までに1号機準備と発表
北朝鮮の朝鮮中央通信は19日、国家宇宙開発局が18日に北西部の平安北道・東倉里の西海衛星発射場で、偵察衛星を開発するための最終段階の重要な実験を行ったと報じた。国家宇宙開発局は「2023年4月までに軍事偵察衛星1号機の準備を終える」と発表したという。韓国軍合同参謀本部は18日に、北朝鮮が同日午前11時13分ごろから午後0時5分ごろにかけて東倉里付近から朝鮮半島東の東海上に準中距離弾道ミサイル(MRBM)2発を発射したと発表していたが、北朝鮮は衛星試験用の設備をロケットで打ち上げたと主張したことになる。
◇雑踏事故の国政調査特別委 与党は会議に不参加へ
158人が死亡したソウルの梨泰院雑踏事故の国政調査特別委員会は19日、会議を開いて調査日程の決定や証人の採択などを行う予定だ。与党「国民の力」は国政調査よりも来年度予算案の処理を先に行うという与野党の合意に背いたとして反発しており、会議に出席しない可能性が高い。その場合は最大野党「共に民主党」など野党3党のみで見切り発車することになる。特別委は来年1月7日まで関連機関への報告や聴聞会など、国政調査を実施する計画だ。
◇来年の輸出増加率 0.5%にとどまる見通し
経済団体・全国経済人連合会が市場調査会社のモノリサーチに依頼し、売上高上位1000社のうち12の主要輸出業種に属する企業150社を対象に実施した調査の結果、調査に応じた企業は来年の輸出が今年に比べ平均0.5%増加するとの見通しを示した。業種別の輸出増加率の見通しは電気・電子がマイナス1.9%、石油化学製品がマイナス0.5%、鉄鋼0.2%、自動車0.9%、一般機械・船舶1.7%、バイオ・ヘルス3.5%だった。
◇新規コロナ感染者2万6622人 前週比約1千人増
中央防疫対策本部は、19日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2万6622人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ1000人近く増加した。