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23年の輸出増加率0.5%にとどまる 韓国企業見通し

記事一覧 2022.12.19 10:28

【ソウル聯合ニュース】韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)は19日、市場調査会社のモノリサーチに依頼し、売上高上位1000社のうち12の主要輸出業種に属する企業150社を対象に実施した輸出見通し調査の結果を発表した。回答企業は平均で2023年の輸出が22年比0.5%増加すると予想した。

釜山港に並ぶコンテナ(資料写真)=(聯合ニュース)

釜山港に並ぶコンテナ(資料写真)=(聯合ニュース)

 業種別の輸出増減率の見通しは電気・電子が1.9%減、石油化学製品が0.5%減、鉄鋼が0.2%増、自動車が0.9%増、一般機械・船舶が1.7%増、バイオ・ヘルスが3.5%増だった。

 回答企業の39.3%は23年の輸出が22年比で減少すると予想した。その原因として「原材料価格の高騰による輸出競争力の低下」(45.7%)や「主な輸出相手国の景気減速」(33.9%)を挙げた。

 輸出が減少した場合の対応策としては「工場運営費や販売管理費などのコスト削減」(35.6%)、「採用縮小などの雇用調整」(20.3%)、「投資の先送り・縮小」(15.3%)などが挙がった。

 23年の輸出採算性について、回答企業の53.3%は22年とほぼ同じになると見込んだ。28.0%は悪化する、18.7%は改善すると予想した。

 輸出採算性の悪化を見込む企業が最も多かった業種は電気・電子(40.7%)で、次いで鉄鋼(31.3%)、石油化学製品(28.6%)、自動車(26.5%)の順だった。

 採算性悪化の要因としては「原油や鉱物など原材料の値上がり」(54.7%)、「ウォン安による輸入コストの増加」(14.3%)、「利上げなどによる利子負担の増加」(11.9%)が挙がった。

 全経連は「新型コロナウイルスの流行以降、経済成長をけん引してきた輸出の増加が鈍ると予想されるため、政府は原材料の輸入に関する税制支援拡大などの措置を取るべきだ」と提言している。

tnak51@yna.co.kr

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