韓国 けさのニュース(12月20日)
◇希望退職募る企業増加 過去最大級の就職難懸念
世界的な景気低迷が長期化の兆しを見せるなか、韓国でも業績不振に陥った国内企業が人員削減と経費節減に乗り出した。さまざまな業種で希望退職の募集が行われ、新規採用を控えようとする動きも広がっている。来年の投資計画も最大限保守的な内容に見直すなど、米国の巨大テック企業から始まった構造調整の風は韓国の流通業界や金融業界などでも吹き荒れている。業界は、来年に過去最大級の就職難となることを懸念している。
◇厳しい寒さ 9時のソウル気温は氷点下8.2度、
20日は全国的に晴れ、夜から次第に曇りとなる見通しだ。中部地方と慶尚北道の内陸に寒波警報・注意報が発令されており、最低気温は中部地方で氷点下15度~氷点下10度、南部地方は氷点下10度~氷点下5度と厳しい冷え込みとなる。この日午前9時現在の気温はソウルが氷点下8.2度、春川が氷点下12.3度、光州が氷点下3.4度、済州が5.5度、大邱が氷点下4.1度、釜山が1.9度など。最高気温は0~9度の予想となっている。.
◇生活費補うため副業する世帯主が過去最多 5年で4割増
今年、副業をする世帯主の数が過去最多を記録し、副業者全体に世帯主が占める割合も拡大したことが分かった。本業の労働時間短縮に伴う所得の減少や物価高騰などで生活費の負担が増したためとみられる。経済団体の全国経済人連合会(全経連)が、統計庁のデータの分析結果を発表した。今年は7~9月期まで、副業をする人は四半期別の平均で54万7000人だった。副業をする世帯主は36万8000人で、副業者全体の67.3%を占めた。2017年同期の副業者41万1000人、世帯主である副業者26万1000人に比べると、33.1%と41.0%、それぞれ増加した。世帯主が占める割合も17年の63.5%から上昇した。
◇新規コロナ感染者8万7559人 3カ月ぶり高水準
中央防疫対策本部は、20日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から8万7559人増えたと発表した。新規感染者数は約3カ月ぶりの高水準となった。